頻繁に訪れる羽田空港では、時間節約のためにいわゆる「空弁」をいただくことが多い。この空弁、カツサンドの種類がとても豊富。まい泉、万世、和幸などを筆頭に10以上のラインアップが揃う。その中でも僕が群を抜いて好きなのが、以前にも紹介した「銀座にし邑」の「ヒレかつサンド」。この東銀座のお店にずっと行こう行こうと思っていたのだけれど、先日念願叶って初めて実際に訪ねてみた。
各線東銀座駅徒歩3分
11時、開店直後の店に入ってカウンター席に着き、「上ロースかつ膳」を注文。「右半分は霜降りになっているので、岩塩をふってお召し上がり下さい」と言われながら、山盛りのキャベツの上に乗ってボリューム満点のかつが登場。まずは左側の部分に店特製のソースをかけて食べてみた。衣が少しかためで、ざくっと噛み切ると柔らかい肉感とジューシーな肉汁が口中に広がる。少し辛めのソースとバランスも良く、とても美味しい。続いて右半分を岩塩で、おススメの通り脂身の旨みをしっかりと味わえる。美味しい肉って脂身が甘く感じられると言われるけれど、塩がそれを引き立てて、一層味わい深く感じられた。ただこの店、忘れてならないのがかつ膳にセットで出される豚汁。酒粕の入った濃厚かつ甘めの味噌だしに具沢山。半端じゃなく美味しかった。このような内容で1,180円とリーズナブル、11時半には待ち客が10人以上出ていることも十分に納得できる良心的なお店だった。他にもひれかつや鉄板の上で焼きながら食べるかつもあるようなので、是非食べてみたい。